33歳無職(既婚)がアルバイトした話 初日編
アルバイト先へ向かう私。
花屋の前に集合だったが、違う花屋の前に待機し遅刻する私。
2Fの花屋だったのにB3Fの花屋の前にいた。
同じビルに2つも花屋があるかね。。。さすが渋谷。(そもそも自分が地下にいることに気づけってー話ではあるが)
集合場所に行くと5人の男性メンバーが。皆若い。。。学生中心ですよね。そりゃ。
リーダー格の担当者に頭を下げる。
大丈夫ですよ
と話しかけてくれる担当者。にっと笑うと前歯がなかった。
そういえば事務所にいた人も前歯がなかった。
アルバイターを極めると歯がなくなっていくのか?とかどうしようもない考えがうかぶ私。
一人がトイレに行きたいというので、彼を待つ事にしたが、トイレから帰ってこない。。。
失踪笑??
リーダーをその場において現場に行く事になった。
現場ではクライアント先の責任者の人がいた。他の何人かのメンバーとは顔見知りのようだった。
その責任者も私の顔を見ると一瞬ぎょっとした顔だった。
なんでお前ここにいるの?
そんな顔だった。
やっぱ場違いかな、と落ち込む私。
誰かに話かけようと思ったが、そんな感じではない。
10分ほど遅れてリーダーとトイレに行っていたアルバイターがきたあとに、仕事内容についての説明会があった。
バイト内容は、、、、転職イベントの片付け。
会場に入ると、参加者はほとんど帰っていたが、数十社の企業の社員さんが片付けをしていた。
スーツ姿がキラキラしている。
知っている人がいるんじゃないかとどうしてかドキドキする私(いる確率は低いと思うのに)
私の格好は黒ティーに汚いチノパン。
惨めったらありゃしない。恥かしい気持ちでいっぱいで目を上げられない。
人生のどん低とはこのことか。
でもふと気づく。
定職につかないでアルバイトをしている人はみんな底辺なのか?
そんなことはない気もする。
というよりアルバイト馬鹿にしているのは私か。。。
定職に就いていない人は頑張っていない、そう決めつけている自分に気づいた。
机や椅子をせっせと片付けていくうちに気持ちにだんだんに前向きになってきた。
できるだけ元気に笑顔で返事。
強がりでもいい。これがきっといつかの糧になる。
そう信じている。
3時間の勤務だったが、実働は1時間くらい。
二人の若い男子と話すことができた。
一人は大学4年生で来年証券会社に入社するらしい。空いた時間に本を読み勉強していた。
もう一人は役者の卵。面白そうだったので、夕飯に誘って話を聞く事にした。
お金があれば飲みに誘いたいけど、マックで。ごちそうする私。お金内のにみえっぱり自分。。。
高卒で東京の企業に就職したが、役者ニなると決意し事務所に入ったらしい。
イケメンな感じではないが純朴な少年。
若干だまされてなければいいけどと思ったが、、、それは言わなかった。
アルバイト月30万くらい稼いでいるとのこと。その日もそれから夜勤のバイトへ行くとのこと。
20才の青年の希望と不安の混じった目。
そんな頃が自分にもあった。
その時の話はまた書くとして
頑張れ青年。いやお互いがんばろうな。
最後にラインを交換して別れた。
バイトを満喫しよう、そう思った帰り道。
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